こんにちは、デザイナー兼イラストレーターのUTAです。

「デザイン」と「アート」の違いは、クリエイティブ業界全体で永遠のテーマではないでしょうか。私も実際仕事をしていると、その狭間で葛藤があったりします。ですが、私的な結論を申し上げると、

👍「デザイン」も「アート」も本質的な部分が同じ

と言うことです。

巷では「デザイン」という言葉をよく耳にしますよね。皆さんは「デザインとは?」と言われて的確に答えられますか? 

まずは、そのあたりから詳しく掘り下げてみましょう。

そもそも「デザイン」とは

⭕️デザイン=設計・意匠

どうでしょうか、デザインを日本語で言うと上記のようになります。「設計」はなんとなく分かっていた方も多いとは思いますが、ここで「そもそも意匠って何?🤔」という方もいらっしゃると思いますので、ご説明いたしましょう。

✅意匠=見た目をや造形を整えるために工夫する

と言う意味です。私もデザインに興味を持つまでは言葉すら知りませんでした😅 おそらく「意匠」の意味合いこそがデザイナーのお仕事ではないでしょうか。

続いて、「アート」はどうでしょうか。

「アート」とは

世間的に「アート」とは、

△アート=自己表現

と思われていると思いますが、少し誤解があります。ただの自己表現では「自己満足」と捉えられがちで、あまり良いイメージではありません。

❌アート=自己表現による自己満足

上記のような意味合いで捉えられてしまうと、アート=自己満足に直結してしまい、アートへの不信感が募るばかりではないでしょうか。では、「アート」とはなんでしょうか? ここでしっかりと深堀してみましょう。

例えばピカソの絵をみて「この配色は素敵だ」と思うことがあったとします。そこでは、作者であるピカソと鑑賞者であるあなたの間に共感が生まれるからこそ「素敵だ」と思うのです。そして、もう少し深堀して考えると、その共感などは「理屈を超えた感動」につながり、「アート」が成立するのです。まとめると、

⭕️アート=理屈を超えて共感や感動を与える自己表現

となるわけです。

そうなんです。「アート」とは自己完結するものではありません。相手がいてこそですし、共感や感動がなければ成立しない言葉なのです。

「アート」はクライアント業?

ひとまず「デザイン」と「アート」の違いというより、言葉の違いを理解できたのではないかと思います。では、実際に仕事として捉えた場合はどうでしょうか。

まずは「デザイン」と「アート」の仕事を簡単に説明すると

✅デザイン=クライアントの要望をくみ、デザインを提案する。
✅アート=パトロンから援助を受け受注制作。作品そのものを売る。

ざっくり言うとこんなとこですが、もちろんアートに関しては多様性があるのでそれだけではありませんけどね😅

こうしてみると

⭕️どちらにもクライアントが存在する

ことが分かると思います。結局、対価を払ってくれる相手がいないと成立しません。

世間一般的に「アート」のイメージは、自分が描いた作品を大富豪が買うような感じではないでしょうか😁 実はそれも正解です⭕️ 日本ではアートに対しての寛容性が低く、作品に対しての評価や価値を低く見積もられがちなので、日本ではほぼあり得ないことなんですけどね。元ZOZO代表の前澤さんなら買ってくれるかもしれませんが😁

なぜ、アートに対して寛容性が低いのかと言うと、日本は超合理主義だからです😅 他にもいろいろな理由があるかとは思いますが、イラストや彫刻に1億円を払うという感覚は間違いなくありませんよね💸 日本では、ついつい費用対効果などを意識する傾向があり、まだまだアートに対しての感性が育っていないとも言われております。

「デザイン」も「アート」もセンスや感性が売りになる

ここまでご説明するとなんとなく気づいたところがあるのではないでしょうか。

そうなんです、

❌作者のセンスや感性が素晴らしいものが「アート」

と、つい思ってしまうのですが、実はデザインも同じで、デザイナーのセンスが問われるのです。

少し例を上げて説明すると、10人のデザイナーに同じ条件の依頼を同時に発注した場合、少し似たデザインはあるにしても10種類のデザイン案が上ってくるのです。それがどういうことかというと、

✅「デザイン」にも個々のセンスや感性が存在する

ということになります。いくら共通のデザインセオリーなどの知識があれど、個性を抑えられないのがデザイナーなのです。では、その個性を消して工場ラインのようにデザイン案を考えることができるかと言うと、全くそうではありません。私もデザイナーですがそれは無理です。人それぞれ性格が違うのと一緒で無理です😅 人間ですからねww

私的には、このセンスや感性を「自己表現」として捉えております。

では、どの時点でデザイナーの自己表現が挟まるかというと、

1️⃣クライアントの要望をヒアリング
2️⃣デザイナーの自己表現(センス・感性)を通して構想を練る
3️⃣デザイン案をざっくり具現化する(ラフ案)
4️⃣クライアントと共にブラッシュアップ

デザイナーの仕事の流れは以上のようになりますが、かなりの初期段階でデザイナーの自己表現が挟まりますね😅

もし、あなたがデザインを誰かに依頼する際は、どのような基準で選ぶでしょうか?

✅前もってデザイナーの実績を知っている
✅デザイナーのセンス・感性に共感している

この2点を基準にデザイナーさんを探しませんか。そして、お察しの通りアーティストを探す際も同じことが言えるのです。

プロジェクトのキービジュアルをお願いしたいと思った時も、上記と同じようにアーティストを探しているのではないでしょうか。

>> まとめ

入り口や意味合いは違えど、結局は「デザイン」も「アート」も本質的な部分をみてみると

⭕️センスや感性に対して価値が発生する

ということがとても大切です。もちろんこのことはクリエイティブ職全体に言えることなのです。

最後に私から言いたいことがあります。これからデザイナーを目指す、もしくは転職する方は、アーティストとしての気概を忘れないで欲しいと言うことです。私も十数年デザインに携わっておりますが、最終的に「UTAさんのセンスでデザインしてほしいんです」と言われることが目指すところでもありました。その結果、実績が実績を呼び今のデザイナー人生へつながってきたのだと感じております。

❌デザイナー=Adobeオペレーター

ではありません。あなたのセンスや感性が1ミリも入らないということはありません。必ず個性がでてしまうものなのです。なので、日々、巷にあふれる良いデザインを研究し、センスと感性を磨くことがとても大切です。

「デザイン」も「アート」のように、

👍あなたにしかできない仕事

へ昇華してこそデザイナーとして成功したと言えるのではないでしょうか😁 私はそんなデザイナーを応援しております💪