
こんにちは、フリーランスデザイナー兼イラストレーターのUTAと申します。
このページをご覧になっているということは、独立を考えているグラフィックデザイナーかと思います。ですが、独立って不安でしょうがないですよね😅 分かります、私も会社員時代は独立したいと思ってはいたものの、分からないことが多く、なかなか一歩を踏み出す勇気がありませんでした。
「独立したら仕事はどうするんだ?」
「独立して失敗したらホームレスになっちゃう😭」
「営業活動苦手だから無理だ😭」
「税金のことが全然分からない」
などなど、独立を躊躇う言い訳が頭を埋め尽くして、やがて諦めてしまう方がほとんどだと思います。
ですが、諦めないでください! それらの不安を解消すべく、独立の際に必要なことを考えてみましょう。
独立後のお金のシミュレーション
まずは王道ですが、独立した時のシミュレーションを行いましょう。
皆さんが一番不安に思うことは、おそらくお金のことだと思います。なので、まずは月にどれだけお金がかかるかを算出してみましょう。
✅ 独立後に月に必要な金額を算出する。
どうでしょうか? 独身であればおそらく20万円もいかないくらいではないでしょうか? ちなみに私の場合は、子供が2人いるものの妻も働いているので20万円くらいで収まります👍
それでは例として月20万円としましょう。
20万円 × 12カ月 = 年収240万円
となり、年収にすると240万円がボーダーラインとなります。
こうして年収の数字をみると少し安心しませんか? 240万円って結構大きい金額のようで、そうでもありません。私の場合ですが、1つの仕事で20万円オーバーのものが多いので簡単に売り上げを達成してしまいます。
「ちょっと待て!」って思うところですが、落ち着いてください。仕事が来ないかもしれない、という不安がつきまいますよね。次は、仕事の取り方についてご説明します。

退職する際に大切なこと
仕事の取り方と言ったのですが、結論からも申し上げますと、元の会社から仕事の流れをいただくのが一番の近道です。そこで大切なことは、会社の「辞め方」です。
✅ 前向きな辞意で円満退職を目指す
これが一番大切なことかもしれません。そもそも仕事の繋がりは信用そのものです。それらを断ち切ってゼロからスタートさせると精神的な苦労が絶えないかもしれませんね。
私の場合ですが、会社を辞める半年前に上司へ報告し、会社へ極力迷惑をかけないよう心掛けました。引継ぎはもちろん、私がいることが前提で会社の予定が数ヶ月先まで組まれてしまうので、当然の配慮だと思った方がいいかもしれません。突然1カ月前に退職を報告するのは法律上OKだとしても、現実的に会社は大打撃です。小さい制作会社なら尚更ですね😅
【円満退職できない場合】
それから、諸事情により円満退職できない方はどうしたらよいか、、、、、 もちろん、無理に円満退職する必要はありません。苦しい思いをしてまで、留まることは精神衛生上よくないので、形にこだわらず退職をおすすめいたします。その場合は、失業保険など社会的なセーフティーネットがあるので、それらを頼ることも大切です。
独立する際に必要なものをしっかりリストアップ
最後に、独立する際に必要なものをリストアップしてみましょう。その際に、今現在所有していて使えそうなものはそのまま使い、コストカットしましょう。
✅ PC
✅ デスク/デスクチェア
✅ プリンター
✅ Adobe様やソフトウエアーなど
✅ 作業部屋/事務所(できれば自宅推奨)
✅ 1年間の生活費
などなど、自分なりにシミュレーションして合計金額を算出してみましょう。ここで最重要となるのが1年間の生活費です。先ほどの例でいくと最低でも240万円かかることになりますね😅 ただ、この貯蓄があるのとないとでは心の余裕が大きく変わります。
そして、その合計金額を目指して貯金をしましょう💴
と、ここまでは単純計算で算出できるのですが、ここからが一番難解な税金や社会保障のお話しです。

税金と社会保障を知ろう
自営業に携わったことがなかったり、ずっと会社員でいると、まったく分からないのがこの税金と社会保障にかかるお金なのです💸
✅ 所得税(1〜12月までの収益から経費を引いた額から算出)
✅住民税(昨年の所得年収から算出)
✅個人事業税(所得年収が290万円以上)
✅健康保険(任意継続/国民健康保険)
✅国民年金
主なものは以上となります。って、多いでしょ😅
【所得税】
デザイン業であれば報酬を受け取る際に10%ほど源泉徴収されています。一般的には、徴収されてしまった金額より税金が大きくなることがほとんどないので、確定申告をして余分に支払われている税金を還付してもらうのが通例です。
【住民税】
で、気をつけたいのが、住民税は前年の年収で換算されていることです。なので、会社を辞めた年は会社で昨年もらった所得年収で計算されています。だいたい1割程度なので高収入だった方は、予めその金額を確かめて準備しておきましょう。私はその計算が出来ておらず手痛い出費となりました😭 ちなみに、支払いスタート月がトリッキーで6月だったような気がします😅
【個人事業税】
個人事業税は所得年収の290万円を超えた分にだけ課せられます。例えば所得年収300万円だとしたら計算式は以下のようになります。
( 300万円 − 290万円 ) × 0.05(個人事業税 5 %) = 5,000円
私はそもそも、初年度はそこまで所得年収が行きませんでしたけどね😅
【健康保険】
そして、こちらも住民税同様前年の所得年収で換算され、こちらの支払いは年度区切りです、、、 ややこしい! で、金額ですが今すぐ給料明細の健康保険部分の金額をご確認ください、、、、、 目ん玉が飛び出るくらい高いですよね😅 その金額を参考に1年分の保険料を準備してきましょう。私の一番手痛い出費がこの健康保険でした😭 最低スペックのMacBook Proが2台買えるくらい💸
ちにみに、退職をした年度から2年間は、会社の健康保険を継続できます(任意継続)。ですが、年収によっては国民健康保険の方が安くなる可能性があるので、よく調べてみましょう。
さらに保険料が安い文美健康保険というものも存在しているのですが、個人で仕事をしていることを証明できる書類として確定申告の写しとJAGDAへの加盟が必要です。なので、会社を辞めてすぐに加入できない場合はほとんどです。私は今後年収が上がってきたら、加入を考えております。
【国民年金】
最後に国民年金ですが、こちらは誰でも一律16,540円です。
確定申告への備え
独立の壁と言っても過言ではない確定申告。私も未知の領域だったので、相当苦戦を強いられると思っていました、、、、 ですが、最近は会計ソフトが充実しており、ブラウザ操作で簡単に帳簿がつけられます。
私はfreeeと契約しているので、少しだけ説明させていただきます。
✅ ネット銀行/Amazon/カード会社に同期できるので勝手に集計される
✅ レシートを画像で取り込むことができる(OCR対応)
✅ 勘定項目を学習してくれる
✅ 見積書や請求書を作成できる
✅ お金の流れを全体的に把握しやすい
✅ 確定申告書を簡単に作成できる(ほぼ自動)
✅ 確定申告がオンラインでできる
freeeを使ってしまうと楽チンすぎて、あれだけ怯えていたことが嘘のようです😅 Adobeと同じくらい重要なサブスクと言っても過言ではありません。【詳しくは👇】
>> まとめ
いかがでしたでしょうか、独立に関わるお金のことを知ると未来を想像しやすくなり、不安も少し解消されたのではないでしょうか。それと同時に会社員がどれだけ保証で守られているかを痛感せざるをえませんよね😅
ただ、私はそれらを知った上で、自分の未来を想像することは何にも替え難くワクワクが抑えられませんでした。現実を知ることで心が折れそうにもなりますが、知らないで飛び込んだら大変なことになります😅 デザインに関わる道具を揃えることも大切ですが、想像できる範囲で構わないので独立後の自分をしっかりと想像し、金額を算出することはもっと大切だと感じております。
最後に一言、貯金は偉大だ👍
それと、もう一つ、独立に失敗したら再就職❗️ グラフィックデザイナーはそもそも手に職なので露頭に迷うことはありませんね👍
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【独立するならデザイナー向け高級キーボードでもいかが?】
アーキス 省スペース メカニカル キーボード Maestro2S 日本語配列 キー数 : 102 キートップ引き抜き工具 付属 スイッチ : CHERRY 赤軸