こんにちはデザイナー兼イラストレーターのUTAです。

今回は直接的なデザイン本ではございませんが、デザイン力を向上させるビジネス本「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」をご紹介したいと思います。

マンガでわかるシリーズなのですが、あなどるなかれ! サッと読めて、要点がギュッと凝縮しているので、本が苦手な方も、そうでない方もおすすめです。

で、本書がなぜデザイン力を向上させるのかというと、デザインの根底的な考え方そのものだからです。と言っておきながら本書の中ではデザインと紐づけていないんですけどね、、、(^◇^;)

監修は山口周さん

書籍版

まずは、監修されている方が、山口周さんという方で、慶應大学を卒業されたあと電通やコンサルティング会社などをへて、現在は多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム講師と執筆活動をされているようですね。その中で、「経営におけるアートとサイエンスのリバランス」というジャンルを研究されている関係で執筆されているようです。そして、もともと書籍として出版されたのもの(Amazonリンク参照)をマンガ化したものが本書となります。

本の内容なんですけども、深い部分まではご紹介せずに、ざっくりとした部分をご紹介して、デザインにどう活かすかをご説明いたします。

Appleは「美意識」の宝庫

まずはストーリーですが、大手食品メーカーに勤める若手社員が商品開発のコンペを通じて、美意識を理解するというストーリーです。そして、その美意識と言うのが、外部ではなく内部に基準を持つことということです。

例えると、Appleのように自分たち(ジョブズ)の発想や着想を大切に製品化することです。機能性よりもクオリティーに重点を置き、突き抜けてますよね😄(ちなみに私はApple信者)

逆の言い方をすると、他社製品のデータを集めて研究し、そこに重きを置きすぎると他社と似たような製品や発想になってしまうということです。

と、ややマーケティングのお話しになってしまいますが、デザインが大きく関わる部分としてはブランディングがございます。

ロゴデザイン、WEBデザイン、名刺、リーフレットなどなど、、、、それらをまとめてデザイナーに依頼する時点で、デザイナーはこの本で書かれている「美意識」を求められているということになります。プレッシャーですね、、、、😅

データに頼ると同じもに行き着く時代

ここで大事なのが、先ほどもお伝えした通り、データに頼るやり方では、他社との差別化が難しい時代になっているということです。まだまだIT文化が根付いていない時代では、技術の進化が発展途上だったこともあり、データや過去の実績ベースでも技術の差で新しいものが作れたのですが、技術も頭打ちになりコモンディティー化している現代では、技術による差別化が難しく、データ収集や過去の実績ベースだけでは結果を出しにくくなっているのです。

デザイン的な言い方をするとデザインセオリーやトレンドに頼りすぎるのもよくないということ。もちろん、絶対ダメではないのですが、自由な発想を潰してしまうことが多く、無難なものしか生み出せない傾向にあるようです。

何かを生み出す際には、「見て感じる」ことがとても重要なポイントとしてあげられており、発想や着想は、書面だけで考えるのではなく実際にロゴデザインをするお店に行ってみたり、そこで働いている方と直接話してみたりすることで、豊かな発想につながっていくのです。

どんなデザインでも同じことが言えるので、ご依頼書の内容だけでなく、お客様の地域のことや、業種のことを少し深堀して調べてみたり、近ければ直接行ってみたりすると、デザインセオリーにはないヒントを発見できたりするかもしれません。

この本を読むと、「美意識」の重要性についてしっかり理解できるストーリーになっておりますので、みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか。

>> まとめ

デザインはビジネスに直結する重要なファクターです。直感的な判断も大切ですが、より細かくロジカルにデザインコンセプトを解体していくことも大切です。何事もバランスが大切、と言ってしまうととても無責任な言い方ですが、極論を言ってしまうと何かに大きく偏らなければOKだと思います。

私にとってデザインに対する自分の考えが間違えではなかったんだと気づかされる1冊となりました。誠に勝手ながら山口周さんを心の師匠と言わせていただきます。