こんにちは、デザイナー兼イラストレーターのUTAです。最近は暑すぎて引きこもりがちでございます。

今回はデザイナーとしての独立を夢見て悩んだ日々をお話しできたらなと思います。

製版会社からスタート

まず、私が入った制作会社は、製版作業が主な会社でした。その当時(20年ほど前)は、パソコンなんてフィルム出力するための中継機でしかなく、手作業でレイアウトをフィルムに焼き付ける作業をしておりました。作業の詳細をお話しすると、大変な分量になってしまうので割愛させていただきます(^◇^;) 今思うと貴重な経験だったのかなぁと思っております。欲を言えば活版も経験しておきたかったんですけどね。その会社では僕が入社したと同時に廃棄したそうです。

それから5年ほど経ちDTPへ変わったのですが、その当時は世に言う『ITバブル』でした、、、、ってDTP導入するのが遅かったっていう話なんですけどね(^◇^;)

そのDTPへ移行してからが、私のデザイナー人生のスタートでした。今思うとその時点でデザイナーとして独立するのを憧れていたのかもしれませんね。

デザイン界の名著「デザインのデザイン」との出会い

そんなこんなで、DTPにも慣れた頃に人生を変える本に出会ってしまったのです。

 「デザインのデザイン」原研哉

デザイン書というよりか、デザイン哲学の名著ですね。デザインの本質をこの本で学びました。それまでは、デザインの真似事でしたし、そこまで本腰を入れておりませんでした。ましてや、ずっとデザインをやっていこうという覚悟すらもなかったと思います。ただお金がもらえる仕事でした。

なので、誠に勝手ながら私にとって原研哉さんは心の師匠です。この出会いがなければ、今の私は存在していないと言っても過言ではありません。

それから悩んだ日々

30歳あたりから大きな仕事に携わるようになり、市の広報紙のデザインを担当することになったのです。そこでは、直接お客様と話し合い、紙面を一緒に作り上げる楽しさを学べました。その仕事をしていく中で、デザインの技量やコミュニケーション能力の向上もあり、「独立したい」という思いが大きくなってきてしまったのです。

かれこれ退職するまでの7年間くらい、本当に悩みました。「デザイナーとして独立したい」と思ってしまってからは、会社員としての働き方に違和感を感じました。会社に根付いている風習や文化が肌に合わなくなってきたのもその頃からです。でも、根拠もなく辞める怖さが勝り、踏ん切りをつける勇気が足りませんでした。

現実逃避するために自己啓発本や哲学書を読み漁る日々。正直なところ良い読み方ではなかったと思います。根本的な解決になっていないからです。本来はそれらの本を読んで勇気をもらい、一歩を踏み出して行動するためのもだからです。ですが、その一歩が踏み出せず苦しい日々を送りました。

気分屋上司との日々

そこに加えて、気分屋上司の日々のストレス。双方のストレスで、かなり心が弱っていたと思います。家庭では会話が減り始め、家事や育児そっちのけでスマホゲームばかりしてました。当時の自分を目の前にしたら、本気で殴ると思います。

ちなみに気分屋上司のいい加減っぷりは以下の通りです。

  • 毎日平気で遅刻(5〜30分)
  • タバコを吸いにいくと30分くらい帰ってこない
  • 怒りに任せて人を巻き込む
  • 根拠のない陰口を部下の前で言う
  • 家族を建前に休んだり、大きな遅刻をする
  • 部下を本気で口説く(逆に嫌われてました)
  • 部下の仕事の割り振りを放棄

このリストだけを見ると相当酷いですが(^_^;)、、、当時の私にとっては、その一つ一つが小さな問題でした(我ながら神)。ですが、日々の積み重ねが大きなストレスへと変わっていったのです。辞める3年ほど前から不信感へ代わり、いい意味で独立への後押しとなったわけです。

そんな上司でしたが、仕事以外での会話は気があうところもあり、くだらない会話を話せる仲でした。その分、残念で仕方がないんですけどね(^_^;) 今でもその気分屋っぷりが炸裂しており、私のポストについた後輩が辞めそうになっております、、、、、 そうなるのを分かっていたので、私自身ちょっと責任を感じております、、、、

>> まとめ

とにかく、その当時は独立したいけど「家庭があって子供も小さいし、、、今の現状では独立は無理だ」と思い込んでおりました。というより、「辞められない」正当な理由が欲しかっただけかもしれません。ですが、そんなの無駄です。自分の気持ちと現実が、同じベクトルで歩まない限り、満足のいく人生は手に入りません。極論ですが、ストレスを抱え続け、病気のリスクが高まり死ぬだけです。私にはそんな未来をただ待つだけの人生は耐えられませんでした。

世間でよく言われる独立のイメージは「食べていけない、、、」「どうせ失敗する、、、」「厳しいでしょ、、、、」などなど、、、、 ですが、その大半は経験則で言っていることではありません。独立の経験がない人たちが言っていることなので全く当てにならないのです。

「デザイナーとして独立したいと思っているのであれば、迷わずチャレンジしないさい」

と、過去の自分に言ってあげたいです。

今回は長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。