
今回は新社会人などに広く出回るビジネススキル?「PDCA」。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(測定・評価)
- Action(対策・改善)
上記を循環させていき改善を試みる概念。
僕は30代半ばにこの概念を知ったのですが、正直ピンときませんでした。なんだかものすごく当たり前なことを細分化して説明されているような気がしたからです。単純に「トライ&エラー」だよなぁ、、、、と。
そして、「PDCAができない人って具体的にどういう人なんだ? そんなやついるのか?」という疑問が生まれてきたわけです。
PDCAができていない人
では、PDCAができていない人は具体的にどのような人なのかを自分なりに分析してみました。
- 単純に無学な人
- 思考停止状態な人
- 目の前の仕事や課題以上に問題を抱えている人
- その仕事や課題に対して興味がない人
- 属しているチームに合っていない人
僕が一番強調したいのが「興味がない人」。例えば、好きなゲームをプレイしている人は、テクニックが上達するのが自然の流れ。おそらく、自然とPDCAを回せていたからこそ上達するし、クリアもできるのです。それに対し、ゲームの中で自分の成長を感じなかったり攻略の糸口が見出せない場合は、おそらくゲームの興味が薄いか、誰かから無理やり推し進められてプレイしていたか、、、、 これを仕事に置き換えるとPDCA以前の問題です。
そして、もう一つ注目したいのが「思考停止状態」。いわゆる受け身状態の部下がこの状態に陥るのですが、これは完全に上司の責任です。部下や後輩の成果を黙って見守れなかったり、無関心が主な原因。こちらもPDCA以前の問題です。
「PDCAを回せ」と言っている上司には気を付けろ
一番の問題は上司が部下に対してPDCAをチラつかせてくるケース。これは完全に上司が部下を信用していない証拠です。もちろん部下もそれを感じ取って信用は皆無。チーム全体に問題を感じたら、まずは上司が「チームの信頼関係の構築」をテーマにPDCAを回さなくてはいけません。そして、その結果改善されない場合は、部下にも原因がある可能性もあるので、適材適所をしっかり考えないといけないという話。
PDCAは中学生レベル
っと、ここまで言ってなんですが、ビジネス的にはさもそれっぽく聞こえるが、人類にPDCAという概念は必要ないと思っております。日本語を喋れるのも、歩けるのもPDCAを自然と回しているからです。必要に駆られた場合や、単純に興味があること、もしくは、誰かのために役に立ちたい、、、などなど、前向きにモチベーションを高く維持できれば誰もが自然とできることです。もちろん、当たり前なことを言語化し、より理解を深めるのは悪いことではありません。中学生くらいで習うなら丁度良いと思います。ですが、社会人になってからは、モチベーションが上がらない仕事に対しては無駄です。それよりも「今、自分はなぜ前向きな気持ちで取り組めていないのか?」をしっかり自問自答しましょう。それでもやらなきゃいけない仕事であれば心を無にして取り組むしかありません。
最後に個人的に思うことですが、PDCAってなんでここまで普及したんだろうかぁ、、、、 疑問でしかない。