
今回は僕が遭遇したMacBook Proのトラブルについてお話ししたいと思います。
完全に個人的な偏見ですが、デザイナーさんはMacBook Pro率が高い職業だと思っています。かく言う僕もMacBook Proユーザ。今やAdobeもモリサワもアカウントはオンライン管理になり、よりプラットフォームを選ばない時代となっているにも関わらず、それでもAppleのデザインが好きなだけでMacBook Proを選んでいますw
と、Apple信者の前置きは置いておいて本題に入りたいと思います。
コンテンツ
謎の処理落ち現象
まず、初めて症状が出たのはゲームのライブ配信をしている時でした。さほどCPUに負担をかけない範囲で設定をし、ライブ配信をしていたのですが、突如画面がカクカクに、、、、 最初は他のアプリケーションが干渉しているのではないかと思い、いろいろとアプリを落としたのですがそれでも改善されず、、、、 もう少し詳しく原因を探ろうと思いアクティビティモニタでいろいろ観察していたら、なんと、謎のプログラムがCPU使用率600%超え!!!
そしてそのプログラムが表題のkernel_task。
kernel_taskとは
かいつまんで説明するとkernel_taskとはCPUの温度管理システムになります。つまりこのプログラムがフル回転していると言うことは、今現在CPUが高温の状態か、これから高温になるであろう状態というわけだそうです。
そう、お察しの良い方ならお気づきの通り熱暴走なのです。
ではなぜその状況になってしまったのかというと、僕の場合はライブ配信そのものが影響しておりました、、、、 と言いたところなんですが、初めてライブ配信をした時に発生したわけではなく、それまではなんの問題もなくライブ配信ができていたのです。
空冷での対処
というわけで高負荷ではありますけど、ライブ配信は直接的な問題ではなく、他に原因があるのではないかと、いろいろと調べ回ってみました。
まずは手頃な対処法としてファンで背面を冷やす方法。ですが、その際にファンがついたノートPCのスタンドを持っていなかったので、それの代用として冷凍庫に保管していた保冷枕を使ってみました。
すると効果てき面! すぐにkernel_taskが収まり、処理速度も通常に戻ったのです。だがしかし、とりあえそれでしばらく対処していたものの、根本的な解決になっていないなぁと感じざるを得なかったのです。
PRAMリセット
というわけで、原因不明の不調を治す伝家の宝刀といえばPRAMリセット。
シャットダウンして起動した際に「option」「command」「P」「R」を20秒間押し続ける手法。
起動音が2回なったらリセット完了です。
そして、PRAMリセットを試した結果、、、、 やっぱり問題解決にならず、、、、
となると、いろいろと物理的な故障がよぎるもので、バッテリーの交換、CPUの不具合、基盤の損傷、、、、 さらにGoogleで調べてみると、ファンの故障の可能性が浮上したわけです。
救世主ダストブロアー
ファンの故障といってもMacBook Proのファンの交換やメンテナンスは至難の業。素人が手を出そうものなら、傷を広げてしまう可能性も、、、、 ここは慎重に考えてみなければ、、、、
まずは、修理の方向性だとどうだろうか。依頼する場合は、MacBook Proを1、2週間ほど預けることになるそうです、、、、 でも、その間の代替機は? もちろんAppleからの提供はございません。なので、この1台で全ての仕事を運用していフリーランスとして代替機がなければ仕事もお休みということになります。もちろんそんなことできません、、、、
あとは、やれることがあるとすれば新品へ買い替えるか、自分でMacBook Proの底蓋を開けてメンテナンスするかの2択、、、、
もちろん自分でメンテナス一択。っと言っても段階があって、いきなり底蓋を開けるのではなく、まずはMacBook Proの通気口へダストブロアーを噴射してホコリを除去してみましょうとのこと。
早速購入してMacBook Proの通気口に噴射! すると、細かい粉塵のようなホコリが吹き出したではありませんか! その後も何回か粉塵が出なくなるまで噴射しまくりました。
そして、動作確認がてらテスト配信をしてみると、、、、
CPU使用率が20%程度で安定している!! kernel_taskも6%程度だ!!
日頃の簡単メンテナスが大切
と、いうわけで、ものすごく初歩的な対処法で解決しましたが、原因はMacBook Proのファンに詰まった細かいホコリ、しかも3年分、、、 日頃からのメンテナスが大切なんだと痛感しました。
ちなみに、ダストブロアーは2ヶ月に1回くらいでも十分なので、皆さんも日頃から簡単なメンテナンスをこころがけましょうという話でしたね。
それにしても底蓋開けなくて本当によかったぁ〜